おたくのひとりごと

舞台俳優、ワンピが好きなバンギャのゆるいブログです。

オタクの家庭環境

グーグル検索でこのブログに辿り付く方が結構いるようだ。なかなか面白い検索ワードで辿り付いてくれる方もいるみたいで私は嬉しいです。

さて、地方VS都内論争がまだ白熱している中、「親に観劇趣味を言うのか問題」もじわじわと来ているようだ。

早速本題に入るが、私の家庭は多分相当厳しかった。それが普通だと思って育ってきたので厳しいという感覚はなかったが、周りの友人たちに家庭での話をすると大抵ドン引かれるので多分厳しかったらしい。

軽く我が家のオタク状況をまとめてみる。

・父→私が小学生くらいの時毎週マガジンとサンデーを買ってくるレベルの漫画好き。その後娘がジャンプ作品にばかりハマる悲しい未来が待ってる。

・母→オタク趣味は一切ない。お嬢様学校出身のためか、母の中でライブや舞台のチケットの相場が基本的に高く設定されている。あえて否定してない。

・兄1→漫画とアニメをさらっと見るレベルのライトオタク。の癖に作品の解釈にはこだわりがある面倒くさいオタク。

・兄2→ジャンプ系とかが好きな超ライトオタク。友達とかにいたら絶対仲良くしたくないタイプのライトオタク。

 こんな家庭でどうして私はバンギャ、2次元オタク、舞台俳優オタクという3拍子揃ってしまったのだろうか。

とりあえず、小学校から大学まで、「外出するときは誰と、どこに、何をしに行き、何時に帰るか」を事前に言わないといけない家だった。もちろん言った後で内容や場所によっては「行っては駄目」と言われることもあった。

中学の時、バンギャという人種になった私は親にライブに行きたいと申し出たところもちろん駄目。

高校生になると「テストで学年○位以内に入ったらいいよ」という許可が下り、結構厳しい条件だったが必死に勉強し許可を貰って数回ライブに行った。初めての東京遠征もこの時だった。遠征の時の条件が鬼畜すぎたことを今でも覚えている…。

大学生になると「自分で稼いだ金で行け」と言われ、バイトをして遠征に行くことが多くなった。しかし行きたい時にいつでも行っていた訳ではなく、頻度が多かったり試験が近いと許して貰えなかった。

で、現在社会人になり実家を離れた。1人暮らしなのでいちいち「どこに行く」ということは言わないが、聞かれたら言うようにしている。

それでも結構な頻度で遠征していることを親は承知しているが、あまりにも私が仕事でのストレスを溜めすぎているので趣味で発散することを理解してくれている…ような気がする…。なんか申し訳ないような情けないような…。

しかし勿論、遠征の他にゲームに課金をしているなんてことは言えないし、同じ舞台に複数回行っていることも言えない。

今思えば学生時代は金の使い道も親に報告していた。特に高校までは「お小遣いでこれを買わせて頂きました」と。私が貰ったお小遣いと言えど、結局両親が働いた給料から捻出されるものなのだから報告して感謝をしろ、みたいな。

故に、親は大体私のオタク遍歴を知っている。正直オタク趣味に全く理解のない親なのだが「やることをしっかりやるならいい」精神だったのでテストの点数が落ちたりしない限り趣味を否定されたり禁止されることはなかった。

なんなら両親が外出した先で見つけたフライヤーとかやたら私にくれた…。「若い男の子がテニスラケット持ってるから好きそうだと思って」と某舞台のフライヤーを渡された時は「親は私の趣味をどう認識してんだろう…」と複雑になったが。

 

今は1人暮らしなので自由だが、この先の転勤によっては実家に戻る可能性がでかい。

何より親も歳だし、同居してる祖母も歳だし、私もしょっちゅう体調を崩すし。お互いに同居した方が何かと安心なので実家に戻ることは希望に入れている。(まあその後は嫁に行けって言われるんだろうけどね!つらすぎだね!無理!)

実家に戻ったらこんなに毎月遠征とか行けないんだろうなあとは漠然と思っている。が、どこに転勤になるかはわからないし実家に戻れるかもわからない。もしそうなったらそうなった時に考えようかな、と。

私が実家に戻る頃には推しさんも毎月舞台やるような体力無さそうだし(小声)

とりあえず、推しだっていつまで舞台に立ってくれるのかわからないけど、私だっていつまでもこんなに遠征できる生活が続くかわからない。

だからやっぱり行ける時に行かなきゃ…って強く思う。

そして地方VS都内論争の話になるけど、「学生で親が厳しくて」という人はちゃんと親と話し合ったのか、親に許してもらえるほどの努力をしたのか、と問いたい。

逆に「親の言うことなんて聞けるかよ」という学生は、自分が今生活できているのは誰のおかげなのかを考え直した方がいい。その上で優先順位を決めた方がいい。

ま、結局は家庭も人もそれぞれなので個人、家庭に合った方法でオタクするのが一番だと思います。

「こうするのが正しい」とか「ファンならこのくらいすべき」みたいなものはどうでもいいと思ってる。

マナーや一般常識、推しの気持ち、周りのオタクの気持ちを考えることは大事だけど、あとは自分の出来る範囲、出来る方法で推しを推すのが一番かと。